備忘録的日記

日々雑感を記します。

脳梗塞備忘録4 脳梗塞当日、そして入院へ

脳梗塞が発症前の1週間、手のしびれを覚え始めた頃、とある夢を見るようになった。

 

私はオカルトや霊界とかそこまで興味のある人間ではなかったが、この夢を見たことにより、霊界の存在などを強く意識するようになった。

 

もちろん当時はなんとも不思議な夢を見るようになったものだと疑問に思うだけだった。

 

内容は詳しく書いてはならない気がするので書かないが、脳梗塞後にあの不思議な夢を振り返ると、やはり霊界は存在すると確信をもたざるを得ないのだ。

 

しかし、巷のホラー的な霊(お化け)に関しては否定的だ。あれはエンターテイメントだし、霊は脳が存在を直接感知するもので、デジタルカメラやビデオに映るということはありえないと思っている。

 

脳梗塞に話を戻す。

 

入院前夜、強烈な吐き気と気持ち悪さに襲われた。原因が不明なので、とりあえず寝ようと、その時は寝た。

 

すると吐き気は収まり、何も問題なく、その晩は眠りについた。

 

翌朝、9時起床。若干の気持ち悪さと立ち眩みのような状態。これはいつもと違うなと思いつつも。まさか脳梗塞だとは思っていなかったので、少し安静にしていた。

 

気持ちが悪く、立ち眩みというか、不安定感があるので、もしかすると脳に何か問題が起きているのかと考え、ネットで脳神経科がある病院を探していた。

 

11時ごろ、いよいよ気分が悪く、車で病院に行こうとするも、運転しようと車を駐車場からだそうとしたが、車両感覚が全く掴めない。

 

完全に何かがおかしいし、気分が悪くて動けなくなってきたので、運転席に座ったまま20分ほど安静に。

 

どうにも収まらないので、近くに脳神経科のある病院があるので、歩いていこうとするも、まっすぐ歩けず。それでも1キロほど移動。

これはいよいよおかしいと親に電話し、病院にいくと説明。

しかし、その時すでにろれつが回っておらず、父には何をしゃべっているかわからないと聞き返された。なんとか、病院に行くことを告げ、それは通じた。

 

ふらふらと歩きながら駅前まで移動。その距離は2キロほど。

タクシーに乗車し、ろれつの回らないものの脳専門外科を告げ、冷や汗と吐き気で意識朦朧の状態で移動。

 

病院に到着するも降車時に転倒。運転手が慌てて助けに来て、院内に看護師を呼びに行く。すぐに車いすをもって看護師が来てくれた。

 

救急車ではなかったのですぐに検査ではなかった。なんで救急車で来なかったの?と看護師さんに言われる。。。確かに。しかし、単身住みで、呂律が回らず、すでに駅に向かって歩いていたので、その時はもうどうにもならなかったのだ。

 

問診、血液、MRIなど一通り行い。その間に看護師が両親に電話。脳梗塞で緊急入院の旨を告げる。

 

画像を見ながら主治医が、かなり危険な部分をやっていると説明。脳幹であった。下手をすると首からしたがマヒという状態になるところだったらしい。

左半身マヒで済んだのは奇跡だった。